今日も今日とて徒然草日記

Is life over, this life's over?
Or has it only just begun?




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...... 2018年03月28日 の日記 ......
■ 急性虫垂炎その2   [ NO. 2018032801-1 ]
0時を過ぎてしばらく、手術室に呼ばれる。
全身麻酔は初めてだけど大昔に受けた局所麻酔での手術がこれ麻酔効いてないんじゃねーのってぐらいくっそ痛かったのを覚えてるからむしろ全身麻酔で安心している。

麻酔が効いて意識なくなる瞬間ってどんな感じなんだろうなって前々から思ってたのに、いざその場になってみると普通に寝落ちみたいになって全く記憶に残っていない。
麻酔の先生がこれからまず眠くなる点滴入れますねって言った辺りで意識飛んだから、第一段階ぐらいで落ちたんだと思う。

手術の予定時間は1時間から2時間ほど。
麻酔が覚めて時計を見たら3時ぐらいだった気がするから、本当に予定通り終わったんだと思う。
覚めたとはいっても完全に意識あるわけでもないし。

意識が戻って一番違和感あったのは手術の傷跡じゃなくて尿意。
カテーテルとバルーンが入ってたらしく、まだカテーテルは残ってた。
当然膀胱内に尿は残ってないんだけどとにかく気持ち悪い。

半分意識がはっきりしてないなかでもそれはしっかり伝えたっぽくて、まぁ大丈夫だろうということで外してもらった。
うろ覚えだけど「本当は術後1日ぐらいは入れとくんですけどね、まぁ若いから大丈夫だと思います」って言われていた気がする。
この意味が分かるのはもう少し後だった。

とにかくその辺の違和感やら同じ格好で動けないから背中が痛いやら文句を言い続けてるうちに疲れて2時間ほど寝たようだ。
6時ぐらいに病室に移されたように思う。

最初に入ったのは救急用の処置室だったのかな。
個室ではないけど2人収容の大きな部屋。
そんなに長居しなかったし他に誰かいたかはよく覚えていない。

しばらくは点滴やら検診で落ち着く間がないぐらいだった。
しかし改めて自分の状態を確認してみると腹に穴が開いていて全然力が入らない。
なお無理やり力を入れようとすると激痛が走る模様。

ちなみに手術は腹腔鏡を使用したもの。
腹腔鏡を入れる穴と、鋏を入れる穴と、切除した組織を摘出するための穴の3箇所だけ傷が付いている。

それでも腹筋を使えないというか腹膜に力が入らないというのがこんなに大変なものだったとは。
というより「こんな動作にも腹筋って関わってたんだな」という発見が色々あった。
その辺は省略するけど結論は「介護用のリクライニングベッドは偉大」。

半日ほどで一般の病室に移る。
4人部屋の窓側になった。
昔はここを6人部屋として使っていたらしい。
それに比べると広いのか。

ここからはほぼリハビリ生活みたいなもん。
まずはよちよち歩きから初めて、食事は舌で潰せるものオンリー。
手術の直後からとにかく動けという方針のようだ。
とはいえ今はベッドから抜け出すのも困難なぐらい痛いんじゃ。

この1日は何をするのにも痛みが付きまとった。
退院については早ければ明日にでもできると言われてたけど、こんな痛みでほんまにできるんかいな。

日中も大半は寝て過ごしたけど、何だかんだで疲れ果ててたのか夜も21時には寝付いてしまった。
どこかの部屋でお爺さんが15分に1回ぐらい「おねーさん、看護婦さん」とbotのように呼んでた気がする。

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